素人がホームページを自作すると失敗しやすい5つの理由
当方はWeb制作をフリーランスで受託して4年目になります。
新しいホームページを作ることはもちろんなのですが、意外と多いのがホームページのリニューアル。
どんな感じで来るかと言えば、知識ないけど色々調べて頑張って作ったけど、微妙なサイトになったからプロに依頼しよう。
ということが往々にしてあります。
なぜ、頑張って自作したのに微妙なサイトが出来上がってしまうのでしょうか?
この記事では、素人がホームページを自作すると失敗しやすい5つの理由を解説します。
1. ターゲットが明確でない
Webサイトは、言うなればネットの看板です。
街中を歩いていると色んな看板があると思うのですが、どの看板もターゲットが明確です。
- 美容:女性向け
- 飲食店:お腹が空いた人向け
- 楽器屋:楽器を触る人
こんな感じであり、ちゃんとターゲットを意識して看板が作られています。
これはWebサイトにもそのまま当てはまり、同じようにしてターゲットを明確にしてホームページを制作する必要があります。
ここを間違ってやってしまうと、作ってもお問い合わせが来なかったり、来た人に沿っていない内容でお客様を幻滅させてしまいます。
こうなると作った意味がないので失敗になりますね。
2. 自分の言いたいことしか書いていない
Webサイトを作るのは難しいですが、今の時代誰でも作れます。つまり、Webサイトを持っているだけで競合よりもたいして有利にはなりません。
もし競合サイトよりもいいホームページを作るのなら、お客様が必要な情報をわかりやすく乗せておく必要があります。
よく失敗するパターンとしては、お客様のことを考えずに自分のことばかり書いてしまうパターン。
ただただ自社のアピールが書いているだけだと、ユーザーは
「なんか怪しいな?」
みたいなこと感じる人は多いでしょう。客観的な数字でアピールできるならいいのですが、そうじゃなければ信頼感に欠けてしまいます。
自分のことを書くのは当然なのですが、あくまで第一に考えるべきはお客様のこと。
お客様が疑問に思うことや、知りたいこと。これを信頼感や具体的な根拠と一緒に示すことで信頼に繋がることができるでしょう。
そういったサイトの方がユーザーの反応は間違いなくいいのです。
3. 見た目が悪い
Webサイトは看板なので当然見た目が綺麗である必要があります。
もちろん、こだわりにこだわって芸術品のような見た目である必要はありませんが、会社のホームページとして恥ずかしくならない程度の水準はクリアしないといけません。
素人の方でも無料ツールなどで、それっぽいサイトはすぐに作れるのですが、あくまでそれっぽいだけで、ユーザーからしたら微妙な見た目になっているのは結構あったりします。
そういう品質をクリアするのが我々プロだったりします。
4. サイトのパフォーマンスが悪い
というのも素人の方がWordPressやWixを使うと、サイトの読み込みが遅いことが結構あります。。。
特にWordPressだとプラグインがあるので、色んな機能を詰め込み過ぎてもサイトのスピードが遅くなってしまうことはよくあること。
一応、高速表示用のプラグインもありますが、使い方をミスると、逆に遅くなってしまうなんてこともあるので、このあたりの判断は素人の方には厳しいかなと思います。
会社のホームページならサイトのパフォーマンスも一定以上の品質を保つ必要があります。
5. 集客ができない
Webサイトは作るだけでは人は来ません。
集客をして初めてユーザーが自分のサイトに訪れるようになります。
集客方法はSEOやSNS、リスティング広告など色々あるのですが、素人の方がそこをやるのはかなり難しいです。
この辺りになると、ホームページ制作ではなく、サイト運営の範疇になるので、自作とは少しそれるかもしれませんが、必要なことなので入れました。
まとめ:自作には時間と手間もかかるので推奨しない
最後に1つ言うと、ホームページ制作は意外と時間がかかります。プロでも1ヶ月は普通にかかるので、素人の方だとさらに時間がかかると予測されます。
時間を欠けたのに、サイト作った効果がなければ、その労力と時間が非常に勿体無いので、全くの素人の方がホームページを自作するのはあまりおすすめではありません。
最低でも、アドバイスをもらえる環境にいる人が必要かなと。